祈願・厄除

祓(はら)うってどういうこと?

万葉集に「中臣(なかとみ)の太祝詞(ふとのりと)言ひ祓(はら)へ贖(あが)ふ命(いのち)も誰(た)がために汝(なれ)」(中臣の太祝詞を唱えて祓って酒を捧(ささ)げて長命を願うのも誰のためであろうか。お前のためだよ)という歌があります。作者は大伴家持(おおとものやかもち)で、題詞には「酒を造る歌」とあります。これはもともとは祓えが贖物(あがもの)<埋め合わせとする代わりのもの>を提出し、太祝詞<大祓詞(おおはらえことば)>を唱えて公的に行われたものであることをほのめかしている歌です。ところが徐々に私的な行為である禊(みそぎ)との区別がつかなくなります。それは共に罪・穢れ・災いなど取り除こうとするものであったためです。今日では少し形は変っていますが、神社で神職が祓詞(はらえことば)を唱え修祓(しゅばつ)<お祓い>を行い、神様に祝詞を申し上げてそれらを除いていただくのが一般です。

清祓い

「最近怪我が多い」「病気がちで」「良くないことが続く」、そのような状態を神道では『けがれ』と言います『けがれ』をお祓いにより取り除く祭儀を清祓いといい、普通の生活に戻るために祈祷をお薦めしております。

地鎮祭

土木工事や建築などで工事を始める前に行う、その土地の神を鎮め、土地を利用させてもらうことの許しを得る神道の祭儀です。土地の取得・建築のご予定が決まりましたらご相談ください。

上棟祭

竣工後も建物が無事であるよう願って行われるもので、通常、柱・棟・梁などの基本構造が完成して棟木を上げるときに行われる祭儀です。建築のご予定が決まりましたらご相談ください。

竣工祭

工事が無事故安全に進み、建物が無事竣工するよう上棟の際に祈願された後、「無事に出来てありがとうございます」とお礼を述べる意味で行う祭儀です。竣工完了予定日が決まりましたらご相談ください。

家祓い

新しく家(建物)を購入したり、リフォームが終了した際など清い気持ちで使用させて頂く意味で行う祭義です。不動産のご購入、リフォームのご予定などが決まりましたらご相談ください。

始業祭

新年の仕事始め、新しく業務を開始する部署など、新たな気持ちで万進できるよう祈祷する祭儀です。ご商売の繁栄のためにもお薦めしております。

開所式

お店を開く、工場を開くなど、節目となる日に今後の安全と繁栄を祈祷する祭儀です。日程がお決まりでしたらご相談ください。

事務所開き

新たに事務所を開設する際、ご商売の繁栄と従業員の方の安全を祈願する祭儀となります。開設日が決まりましたらご相談ください。

井戸のお祓い

長年利用してきた井戸や、購入した土地にあり使用予定の無い井戸などを埋める際に、お祓いをおこなう祭儀をいい、その土地に対して今後何も無いよう祈祷を行います。